Surface Goはその小ささ・軽さゆえ、高いモバイル性を持っています。
「モバイル」といっても様々で、Surface Goを自宅内で書斎からリビングに移動して使ってもモバイルでしょうし、カフェに行って使うのもモバイルでしょう。
そしてそのモバイル用途で最も気になるのが、”バッテリーの持ち”です。
ひと昔前と比べてスマートフォンやタブレットが当たり前となり、街中のお店や、公共交通機関の至るところで電源を確保できるようにはなりつつあるものの、欲しい時にないということも多い。
そこで今回は、「Surface Goの実力として、バッテリーがどれぐらい持つのか」を測ってみました。
使用したソフト「BBench」
今回使用したのは「BBench」(開発者:海人氏)という、バッテリーベンチマークソフトです。
2001年に提供開始され、その後1度だけバージョンアップされて以来、かれこれ10年以上もアップデートのないソフトなのですが、未だにPCレビューなどで使用されているというレジェンド的なソフトです。(開発者である海人氏のWEBサイトも、ページが空になっています)
画面も至ってシンプルで、定期的にキー入力をするか、WEB巡回をするかを選択(チェック)して、「計測開始」をするだけです。
計測開始をしたあとは、バッテリーの減り具合がログファイルに書き出されるので、そのファイルをあとでチェックすれば、どれぐらいでバッテリーが逝ったのかが分かります。
測定環境・条件
測定環境・条件は様々なパターンが考えられますが、今回の設定は以下のとおり
測定環境
- ディスプレイ:電源を切らない(画面表示させっぱなし)
- ディスプレイの明るさ:50%(自動調整なし)
- スリープ:スリープしない
- 音量:50
- Wi-Fi:ON
- Bluetooth:ON
- 常駐ソフト:なし(Windows Defenderのみ)
- 強制休止までの時間を測定
測定条件
- キーストローク:あり(10秒毎)
- Web巡回:あり(60秒毎)※巡回サイトは以下のとおり
- https://www.google.co.jp
- https://www.yahoo.co.jp
- https://www.youtube.com
- https://www.amazon.co.jp
- https://www.rakuten.co.jp
- https://surface-fan.com(当サイト)
この設定では、画面を表示させたままキー入力をしたり、Webで探し物をしたりするという、概ね一般的と言えるような使い方を想定しました。
測定結果
BBenchのログは、以下のように流れます。
‘ Mon Feb 11 16:30:43 2019
‘ surface-go
0, 100, 0
30, 99, 0
313, 98, 0
594, 97, 0
ログの見方ですが、4行目(赤字部分)だと、
- 「30」が計測開始からの時間(秒):30秒経過
- 「99」がバッテリー残量:99%
- 「0」がバッテリー駆動中であることを示す(1だと電源アダプター駆動)
最終結果
BBenchの最後のログは以下のとおりでした。
12288, 4, 0
12,288秒とのことで、換算すると204分。つまり3時間24分という何とも言えない結果となりました。
※ログを見るに、バッテリー残量4%で強制休止に移行したようです。
測定後に気づいたのですが、このソフト(BBench)は、ブラウザは化石とも言えるIE(Internet Explorer)が使用され、Web巡回は”毎回新しいタブ”で開かれる仕様になっていて、測定終了時点ではブラウザのタブの数がすごいことになっていて、メモリが100%近くに張り付いていました。
CPUとメモリをフルで稼働していたために、バッテリーの減りが早かった恐れがあるので、あくまでこの数値は参考程度に留めていただければと思います。
おわりに
Microsoft公式のSurface Go技術仕様ページでは、バッテリー駆動時間について以下のとおり書かれています。
Wi-Fi: 最大約 9 時間の動画再生が可能
LTE-Advanced: 約 8.5 時間連続使用できるので、オフラインで動画もたっぷり楽しめます
私の測定方法が悪いだけかもしれないので、あくまで今回の測定結果は参考程度にしておいて、これから買う方は公式の数値を参考にされたほうが良いかと思います(たぶん)
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